最後のダンスは、そりゃ天海祐希なんだから上手くていいけれど「じゃあ踊ってくるわ」と、ドラマのキャラのまま群舞させるのは違うのでは(^^;;;;)

 外科医の中でも脳外科医は特別。だって脳は傷つけたら再生しないから。
そんな強烈な自負で東都総合病院脳外科を率い「女帝」と異名をとる深山瑶子(天海祐希)だったが、昼行灯の上司(三浦友和)は
「脳も脳外科医も、変化が必要☆」
と、勝手に3人もの助っ人を呼び寄せていたのでした。

 「3分で」「5分で死ぬよ」の連発です。
さっきまで歩いていた人の手足がみるみる麻痺し、悠長に検査なんかしてたら呼吸が止まって死ぬ、勘でもなんでも手術を始める、それが脳外科の世界なんだそうですよ。判断が遅い人、後からくよくよ悩む人は向いていませんね…。ましてバカは邪魔。
というわけで助っ人も、既に世界に名高い名医黒岩(椎名桔平)、三度の飯よりオペが好き西都(永山絢斗)はともかく、天狗なだけの新米小机(広瀬アリス)は何もさせてもらえませんw
なのに急患は来る、元気な人が急変する、入院患者の手術も「この先生はイヤ」「やっぱり手術がイヤ」と予定通りには進みませんorz

 そんな騒ぎの中、ほぼ見ていただけなのに「疲れましたね!」と堂々と言える小机、ブレイブハート(^^;;;;;) そして、ありがちですがこの経験ゼロ腕前もゼロの小机が成長していくだけでなく、手練れ達も小机から学ぶことがある様ですよ。

 今回は、病室の写真。
脳腫瘍オペを前に集う、仲良さげな家族なのに飾っているのは入院してからの写真ばかりだと指摘する小机。
「普通、元気な時のを飾りませんか?」
そこからなんと、ご主人はDV野郎と判明!でも倒れてから別人の様に優しい。脳腫瘍を取って元に戻るぐらいなら、手術をして欲しくない…と泣く奥さんなのですが、そこは誰も予測できないところ。むしろ脳腫瘍のせいで暴君になった線を推す深山ですが、ただ1つ確実なことは
「手術しないと、死にますよ」

 そして深山&西都のオペで出てきたのは腫瘍ではなく、卵?? 寄生虫が中枢神経に入り込んでいたそうですよ~えんがちょ~ しかも『成長する腫瘍のせいで長年粗暴だった』説も無効じゃないですか! そこを「脳のことは誰にもわからない」の決め台詞でイイ話に持っていくスタイルな模様です(^^;;;;;)

 その間に、黒岩&小机も目の前でどんどん麻痺していくバイカーお姉さんを緊急オペ。 黒岩は脳腫瘍執刀をご家族に断られて帰る間際に診察室に寄った。バイカーさんは「帰っていい」と小机に言われても、すぐには立ち去らなかった。その小さなラッキーの掛け算で命が救われたんですね。

 来週もこんな感じで、秒を争う複数オペが同時進行し、ポンコツ小机は「殺す!」と深山に怒られても聞き流しw そのうち小机の言葉が何かのきっかけになったりしながらハートフルに、家族や脳外科医が救われたりするのでしょう。
夜な夜なうなされる黒岩と深山は癒されるのか。それとも小机もうなされてこそ一人前の脳外科医なのか?


 芸達者ぞろいで見れば面白いでしょうが、現時点で続きが気になる謎がないかな(^^;;;;)