副題に「私の初めてもらってください」
いやなんでお願い前提? 主人公猪又進を演じるのが、お笑いコンビさらば青春の光の森田で、企画発案から関わり、全話脚本監修もしているとか。 そのせいかは知りませんが、本来自嘲で自称する「喪女」って=男性経験がない、華やかなことが苦手、程度だと思っていたのに、ブスいじりが混じってなんか不愉快です。

 舞台は出版社。
急に編集部に異動になった猪又進(森田哲矢)の担当は、新進気鋭の女流作家アカリ(岡崎紗絵) 締め切り直前なのに、遊び仲間と出歩いてちっとも書いていないのだとか。原稿を落とされたら、猪又の首もなぜかキケン?
 その新連載のテーマが、喪女。イケイケで、そんな知り合いいないし~となってるアカリのために、取材できる喪女を探す猪又。手近な同僚黒木(うらじぬの)を
「OLの日常を聞きたい」
と偽テーマで呼び出し、「私なんか」と椅子にも座らない勢いで卑下しまくりの黒木をなだめすかして話を聞いていくのでした。

 で、今まで彼氏がいたことない喪女がデートでどうなるか。アカリに見せるために黒木を誘った猪又。挙動不審の黒木を連れてブティックで大騒動、ボーリングでもハイタッチしたら気絶~って! 男に触れて気絶する特異体質だなんて東京の満員電車に乗れるかい! てかブティック場面、試着室の外で脱ぎかけた時にもみ合って触ってたのにね?
 喪女だ喪女だとバカにしている猪又が、だんだん彼女が可愛く見えてきて「この角度なら」とか思ってるのムカつく~! 取材とバレて振られて、ザマーミロです。 

 これからサブカル女子やら、生き物と話せる、占いマニアと様々なやばい女が目白押しなようでそこは楽しそうなんですけど。リア充作家の気まぐれでその子たちが笑われたり、猪又との嘘デートさせられるのも嫌よねえ。 猪又本人も彼女募集中とか、猪又本人が作家でこの企画に必死、というならもっとストレスなく見ていられるのかなあ。

 なんと4K撮影。意味ないw