ヤバいです。

 てっきりダウントンアビー系の歴史物かと。ところがギッチョン(古)現代SF?
ついこの間まで普通に仕事してジョギングして恋も不倫も自由にしてた彼女たちが、突然の政権交代で「子を産むこと」だけが正しいお仕事になり、しかも謎の出生率激減で経産婦は社会の宝。ヒロイン家族も狩られ、旦那はおそらく殺され娘を奪われ、ヒロインたち経産婦には侍女として『管理官の子供を産む』という更に正しいお仕事が与えられるのです。
『聖書に書かれている通り』に、管理官とその妻の間に挟まって代わりに子種を受けて、孕めばそれすなわち正妻の子も同然ってorz 何がどうなって、そんな狂った宗教政治がまかり通っちゃったのか。支配層は女性でも仕組みを受け入れていて頭がクラクラします。

 侍女は皆赤い服で髪を結いフードをかぶり、名もオブフレッド、オブグレン、オブなんとかって←あ、管理官の持ち物的な無個性命名か(今更気づいたw)
家の外に出られるのは家の買い出しの時だけ。その外出も1人では許されず隣宅のメイドと組まされて、敵か味方か。通り道には絞首刑の遺体。希望というものがありませんですよ。
 意に染まないセックスさせられた上、毎月生理がくると侍女が責められるの地獄。そんな機械的な性行為を、しかも妻の監視下でするのが辛い管理官に裏で内緒で口説かれて、でもそれバレたら侍女だけ折檻だか拷問だかされるのでは。更には、管理官が種無しなのではと不安な奥様から、運転手としてみたらとご提案されて、それもバレたら…もっとも妊娠能力があるから殺されはしないんですけどね。元々同性愛者で、女中と関係を持ったオブグレンの場合、相手の女中だけが処刑され彼女は別のオブなんとかにされて帰ってきましたよ。何やら手術をされて←女性器割礼?ああもうやだ。

 そんな生活の侍女たちは皆辛いのかと思っていたら、5話にして『昔のドラッグ漬けホームレス生活より、今が幸せ』というオブかんとかさんも現れて、いろんな意見があるものです。

でも世界中がこうじゃなく、さすがに諸外国には実情を伏せている模様。ヒロインの親友も、上の位の衣装を奪って逃走。不幸にも彼女だけが取り残されて…じゃあいつかその親友が助けに来てくれるの? それとも謎の勢力にヒロインが接触して反旗をひるがえすのが先? それとも妊娠しちゃうのか。って、どっちの子をorz

 毎回わけが分からないなりにハラハラしながら見守っています。