いや大学教授に秘書って!普通いませんからね!

 台風の夜、大規模化学工場でタンクが爆発。
「白い鳥が」と言い残し、爆死した部下の責任なのか?事故調査委員会に集められた識者たちが、リスクを避けて無難な説をとる中、大胆な仮説を唱え検証を続けるその人こそが、ミス・ジコチョー。失敗学の権威、東京第一大学工学部教授天ノ真奈子(松雪泰子)なのでした!ジャーン!

 嵐の晩に飛ぶはずがない白い鳥。
そこに現場に燃え残った作業着の切れ端と、ご近所工場での勤務状況を加えて天ノの頭脳が出した答えは。 そちらのボンベが倒れ、干してあった作業着を巻き込んだまま300m飛んでガスタンクにぶつかったはず! って、すごい発想力。 でも台風が近づく南の島でわざわざ再現実験をしたものの、なかなかそこまで飛距離は出ないorz
 そこで来たのが、ドラマ定番。助手(堀井新太)のなんでもない一言ですよ。
爆発したタンクでなく、そこに加熱を抑えるCO2(だっけ?)を送り込んでいたラインが、破損した。実際そっちでは、ご近所由来のボンベ破片も見つかりました。一本足りないことにも気づいてない管理体制、気づいても言えない空気、そもそもの超過労働…。そんな過失が生んだ重大事故として、さて焼け野原になった補償を、あの儲かってなさそうな工場がかぶるんでしょうか!ヤバイ!
しかし、そもそもタンクが暴走しそうだった予備冷却装置の故障。それは報告されていたのに、ラインを止めて修理する余裕がなく上司(升毅)は気づかないふりを指示。1ヶ月後に発見したふりで修理する予定だった、と。だったら化学工場のせいもある?? 天ノは真実にしか興味ありませんが、金のことを考えると責任割合が難しいですね。

 とにかく、亡き部下はミスが多いやつと言われてたけど、むしろ隠さず全て報告していただけでした。
1つの重大事故の陰に、重大にならなかった29の事故が隠れ、その陰には300の事故につながるヒヤリ、ハッとするミスがある…というハインリッヒの法則。だから隠さずミスを共有し、フールプルーフなど現場を整え事故を防ごう、という考え方。働いてた頃講習受けましたわー。実際には面倒だったり隠されたりで、報告改善にに至らないことが多いんでしょうね。

 その失敗学の傍、タイムマシーン開発も目指しているという天ノ。
「最大の失敗を防ぐため」
それってなんですか、と聞けば離婚と絡めて冗談で返しますけどね。どうやらチェルノブイリ、スリーマイルと並んで福島の原発事故を起きなかったことにしたいようです。