市原隼人がおいしいw

 ヘラヘラ笑うな、と生徒を諌める強面マッチョの甘利田幸男先生(市原隼人)は給食を愛していて、給食のために職場に来ていると言っても過言ではないのだが、生徒には絶対内緒。……のつもりで、もうバレてると思うけどな。あんな全身ワクワクで待ってたらw 一口ごとに噛み締めて昇天気味に食べてたらw
 そんな彼の天敵は、やはり給食を愛するあまり献立表にプラスα、マイ調味料を持ち込んでもっと美味しく改変してくる生徒神野ゴウ(佐藤大志)
でも今は「調理師さんの計算が狂う」と諌めている甘利田ですが、根本は同志。そのうちめっちゃ仲良くなるのでは?

 実は母がメシマズな甘利田家、一日で一番美味しい食事が給食なんですってよ(涙) たまたま冒頭のその独白に行き当たって、そのまま30分見てしまいましたw 映画化も決まってる! 食育ドラマなのでしょうか。
 何しろ1話のメインたら鯨の竜田揚げ! 給食といえば、なメニューですよね。40年前の埼玉では人気メニューで私も好きでしたけど、現代はどうなんだろう。とにかく家庭では使わない食材。ドラマの常節中学では、配達でなく給食のおばちゃん(いとうまい子ら)が作ってましたけどね、献立は市の栄養士さんがきっちり決めてるそうですよ。で、主食がパン。 竜田揚げにパンか~と思いつつ、そのパサつき具合もジャムの下品な甘さすら賞賛しながら食べ進む甘利田先生を眺めていたら。なんと!ゴウくんが微笑みながら取り出したのは

タルタルソース!
パンに竜田揚げを挟みタルタルソースをかけて、サンドイッチにして実食! それ美味しいに決まってるやつ~! 周囲の生徒が愚痴ってる取り合わせ問題、牛乳にも合うね!

 また、女生徒(今橋光恵)の給食費がなくなった問題。
ありがちな、顔を伏せさせて「盗んだ人手を挙げて~」を本当にやるw  その結果にも、「具合が悪い」と保健室にこもる女生徒のケアにも、一見全く興味なさげな強面マッチョ甘利田先生に戸惑う、副担任の新任御園ひとみ(武田玲奈)先生なのですが…。じゃあ、保健室に給食届けて、一緒に2人で食べてくれば?という甘利田の投げやりな助言こそ、知ってか知らずか一番の解決法だったりします。わざとなのかなー。だってその「盗んだ人~」で手を挙げたのは、当の女生徒! 確かに本人は「盗まれた」でなく「なくなった」と言っただけ。←そこまで分かっているのに甘利田先生、食べたくないんでしょ、で放置なのかい!(^^;;;)
 御園先生がよく聞けば、給食の時間が嫌すぎて、お金が払えなければ食べなくてよくなる!と思いつめた結果でした。
それも、味が嫌なんじゃない。与えられた15分では食べきれなくて、毎日が辛すぎる…という給食ならではのしょうもない理由なんですorz   育ち盛りに昼を抜く選択をしたくなるほど、集団の食事が辛いだなんて。

 そんな給食にまつわる諸問題を、発見はしつつも「自分が食べること」が最優先の甘利田先生は解決できるのかw
HP見てみたら、舞台は1984年。だからパンで、食器も先割れスプーンだったのかな。その後、米飯と箸の学校が増えたんですよね?
でもその後大阪の中学校では、入札した会社から届いた弁当を冷やして保存、冷えたカレールウを冷やご飯にかけるという地獄のような全員給食になってるとご近所から聞いたのが、5年前。最近はどうなんでしょう。

 あ、サンテレビだけじゃなく、BSのトゥエルビでも放送する~。1話からまた録画して旦那と見ようかと思います。ビン牛乳のフタが、剥がれて薄くなって困るあるあるなど懐かしいですw