で、この窪田正孝はバカなのか賢いのかw

 小学生時代の約束、いや『命令』に忠実に、今は医者となった彼女の犬に……もとい『カメラマン』になるべく、彼女の実家甘春(あまかす)総合病院に赴任してきた、放射線技師の五十嵐唯織(窪田正孝) ところが彼女、甘春杏(本田翼)は五十嵐を覚えておらず、緊張と動揺で失態を繰り返す五十嵐は「変態!」と蔑まれる羽目に。
ここだけ見てたら心底やりすぎ。転びそうになって→抱きついてしまう はまだしも(そうか?)ヒップタッチはもう……青年誌では笑いどころなんだとしても、ドラマ化で再現する必要ありますか。そして口ごもるばかりの五十嵐には魅力ゼロ~。同じバカでも、ヒモに徹して愛嬌で切り抜ける窪田正孝なら愛せるのに!

 ところがその同じ人が、バス運転手の脳梗塞を予測して救急救命に繋ぎ、有名写真家のレアケースな頭痛原因を探り当てる。そんな時にはテキパキと、他人に指示できるいい窪田正孝じゃないですか。ほうほう、体内に金属があると無理とされるMRI検査でも
『湿布の裏紙の様に』
不要と排除された元データから、必要な情報を得ることは出来るんですねえ。
しかも実は医師免許も持ち、海外で高名な医師に認められ絶賛されている腕前の持ち主……? 杏の母である院長(和久井映見)だけがそれを知っているんですって。

 変人異能ドクター、ドラマにぞろぞろいますね。で、所属する放射線科もギャンブル好き(遠藤憲一)に毒舌定時帰り(山口紗弥加)と出世コースに乗らない個性派揃い。患者側のドラマは更にありがちで「母の死に目に間に合わなかった父(イッセー尾形)」を嫌う娘が改心する流れで、既視感が渋滞です。
あの「死に目に来ない」って、すぐ近くにいるのに仕事優先で来ないから怒るんじゃないんですか?実際海外バラバラ家族で育った身としては娘の怒りが意味不明。母上は、撮影旅行の父を一人でいかせてる時点でもう、いろいろ割り切っていたのでは。
 そしてまた、南米の寄生虫かー!この流行は勘弁してください、2年住んで南米大陸あちこち行ったのでゾワゾワするわorz

 五十嵐と同じ日に放射線科にきた新人広瀬(広瀬アリス)が、唯一の普通の人です。憧れの人杏がいる以上ロマンスも担当せずなのかなw